◇パ・リーグ ソフトバンク2―0西武(2024年9月25日 みずほPayPayドーム)
ソフトバンクが、プロ野球史上6度目となる「継投ノーヒットノーラン」を惜しくも逃した。
先発・スチュワートが5回77球を投げて無安打無失点。勝利投手の権利を手にしてマウンドを降りると、6回からは和田、又吉、杉山がそれぞれ1イニングを無安打に抑えた。
2点リードの9回にマウンドに上がったのはオスナ。守護神は2死を奪ったが、昨季までソフトバンクでプレーしていた野村大に三塁打を許し、「あと1人」で大記録を逃した。
それでもリーグ優勝チームらしく、最下位・西武に力の差を見せつけて快勝。今季9勝目のスチュワートは「1球ずつ集中できたし、プラン通りに投球できた」と笑顔で振り返った。
プロ野球での前回の「継投ノーノー」もソフトバンク、そしてスチュワートが関わっていた。
21年8月15日の日本ハム戦。来日3年目で初先発だった助っ人右腕は5回無安打で9三振を奪って降板。6回以降は津森、嘉弥真、松本、板東、甲斐野と計6人での無安打リレー。試合は0―0で引き分けだった。
以来3年ぶりの大記録は逃したが、スチュワートは今季大きく飛躍。CSに向けて「プレーオフデ、ガチデ、ガンバリマス」と日本語で宣言して大きな拍手を浴びていた。