日本相撲協会は25日、十両昇進力士6人を発表した。若碇(19=伊勢ノ海部屋)、安青錦(20=安治川部屋)、琴手計改め琴栄峰(21=佐渡ケ嶽部屋)の3人が新十両昇進を決めた。再十両は3人。栃大海(24=春日野部屋)が2場所ぶりに復帰。元幕内の千代丸(33=九重部屋)は3場所ぶり、生田目(22=二子山部屋)は2場所ぶりに返り咲いた。
甲山親方(元幕内・大碇)の長男で史上13組目の親子関取となった19歳の若碇が父超えを誓った。「素直にうれしい。19歳で昇進は思ってもいなかった。ここまで順調だった」と満面の笑み。父で部屋付きの甲山親方への感謝は忘れない。小学3年生の時に母直美さんを亡くし、男手一つで育ててくれた。「東京にいる時は食事の支度などしてくれた。次は幕内に上がって親を超すのが恩返し」と話していた。