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長いイニングを投げられない先発、疲弊するブルペン…パドレスと対照的なドジャース投手陣を嘆く地元紙

スポニチアネックス 2024年9月26日 8時17分

 ロサンゼルスタイムズ紙のビル・シャイキン記者が25日付のコラムで、ポストシーズンを前にドジャースには6イニングを投げ切れる先発投手が必要不可欠だが、難しいと嘆いている。

 ドジャースには直近15試合のポストシーズンで、先発投手が5回以上を投げた試合がなく、21年はナ・リーグ優勝決定シリーズ、22年、23年は地区シリーズで敗退している。デーブ・ロバーツ監督は「理想を言えば、どの監督だって先発が6回投げて、試合に勝つチャンスがあるならと考えるが、それが今の野球の現実じゃない」と言う。しかしながら毎晩4回や5回からブルペンに頼り、12~18アウトをリリーフ投手が取らなければならないのであれば当然、疲労がたまる。

 9月のドジャースは先発投手の防御率はリーグ最下位の6.20。リリーフ投手は95イニングを投げ、これはナ・リーグのブルペンで最多。先発投手よりも5イニング多かった。一方のパドレスには、6イニングを投げることができる先発投手が5人もいる。ディラン・シース、ダルビッシュ有、マイケル・キング、ジョー・マスグローブ、マーティン・ペレスだ。「我々のブルペンは層が厚い。しかし、最近は先発投手が長いイニングを投げてくれるので、休養日も挟んでうまく回せている。私は、最良のブルペンは、良い先発ローテーションと強力な打線によって支えられるという考え。我々のローテーションは素晴らしく、最近は特に良い」とパドレスのマイク・シルト監督は語っている。

 9月、ドジャースの先発投手陣と対照的に、パドレスの先発投手陣はリーグ1位の防御率2.18だった。ドジャースがパドレスに勝つには打撃戦に持ち込むしかない。しかしながら、24日(日本時間25日)の直接対決では2点しか取れなかった。

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