昨年10月の右肘手術から完全復活を目指す楽天・田中将大投手(35)が、今季初先発する28日のオリックス戦に向け、本拠の楽天モバイルパークで、マウンドからの投球練習などで最終調整。「春先からファームで取り組んできたことを明日のマウンドでしっかり出すことができれば」と意気込みを話した。
8月上旬に4カ月半ぶりに実戦復帰してからは、球数を制限しながらリハビリ登板を重ね、5度目の登板だった前回のイースタン・リーグ日本ハム戦(森林どり泉)は制限なしで術後最長となる7回を投げ、98球、7安打3失点(自責点2)。無四球で3三振を奪い、最速は146キロだった。
チームはCS進出圏内の3位ロッテと1ゲーム差の4位。「クライマックスシリーズに向けて勢いがつく投球ができればなという風に思っています」と静かに闘志を燃やした。