Infoseek 楽天

大谷翔平 自らの一打で悲願の地区優勝決めた!ヒリヒリ決戦で決勝打放ち絶叫 5万超ファン酔いしれる

スポニチアネックス 2024年9月27日 13時42分

 ◇ナ・リーグ ドジャース7―2パドレス(2024年9月26日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、本拠でのパドレス戦に「1番・DH」で先発出場。勝てば3年連続の地区優勝が決まる首位攻防3連戦最終戦で、7回に決勝の適時打を放つなど、3安打1打点の活躍。猛追する2位パドレスをかわしてチームはレギュラーシーズンのホーム最終戦で3年連続でナ・リーグ西地区優勝を決め、大谷にとっては悲願の初優勝となった。

 9回をコペックが締めて勝利が決定すると、大谷はガッツポーズでベンチを飛び出してナインと歓喜の抱擁。満面の笑みがこぼれた。その後は地区優勝を祝う記念Tシャツと帽子に着替えた。

 またも大谷が吠えた。7回にスミスが同点2ランを放ち、先発マスグローブをKO。なおも1死一、二塁で大谷に打席が回ると、左腕スコットに対し、1ボールからの2球目のスライダーを右前に運び、価値ある勝ち越し打を放った。一塁へ走りながら雄たけびを上げた大谷は、最近7戦で得点圏11打数10安打で打率.909、4本塁打、15打点と驚異の勝負強さを発揮した。さらにベッツが2点適時打を放ち、この回一挙5得点で突き放した。

 パヘスに2ランが飛び出し、7―2とさらにリードを広げた9回の第5打席は松井裕樹との対戦。ここは外角スライダーをバットの先で拾い、左翼の前にポトリ。この間に大谷は二塁に進み、大リーグ史上30人目の400塁打とした。

 0―2の6回先頭で迎えた第3打席。ここまで10打数1安打と抑えられている先発右腕マスグローブに対し、カウント1―1から甘く入ったカーブを捉えて右前にはじき返した。ベッツのボテボテの三ゴロの間に二塁へ進むと、フリーマンの右飛でタッチアップして三塁へ進んだ。この試合初めて走者を三塁まで進めたが、最後はT・ヘルナンデスが空振り三振に倒れた。

 今季はパドレスとの直接対決で既に負け越しが決定しており、ドジャースが今カード3連敗なら同率でパドレスが首位に浮上する大一番だった。初戦は9回にまさかのトリプルプレーで敗戦。しかし、2戦目は大谷が6回の決勝打を含む2本の適時打、1盗塁の活躍で優勝マジック2を再点灯させた。

 過去6試合の得点圏打率は10打数9安打の.900とポストシーズンを見据えても頼もしい活躍。盗塁数でも2001年にイチロー(マリナーズ)が記録した日本選手最多56盗塁に肩を並べている。

この記事の関連ニュース