◇ナ・リーグ ドジャース7―2パドレス（2024年9月26日 ロサンゼルス）
ドジャースの大谷翔平投手（30）が26日（日本時間27日）、本拠でのパドレス戦に「1番・DH」で先発出場。勝てば3年連続の地区優勝が決まる首位攻防3連戦最終戦で、7回に決勝の適時打を放つなど、3安打1打点の活躍。猛追する2位パドレスをかわしてチームはレギュラーシーズンのホーム最終戦で3年連続でナ・リーグ西地区優勝を決め、大谷にとっては悲願の初優勝となった。
9回をコペックが締めて勝利が決定すると、大谷はガッツポーズでベンチを飛び出してナインと歓喜の抱擁。満面の笑みがこぼれた。その後は地区優勝を祝う記念Tシャツと帽子に着替えた。
記念撮影が終わると、ナインはクラブハウスに移動。歓喜のシャンパンファイトが始まった。大谷は目を保護するゴーグルを手にしていたが、同僚から捨てるように言われたのか、ゴーグルを投げ捨てた。ロバーツ監督のかけ声で宴がスタート。指揮官がシャンパンの栓を抜くと、背後にいた大谷も一瞬で泡まみれとなった。同僚から集中攻撃を受ける場面もあったが、大谷は満面の笑顔を浮かべた。
大谷の試合後の一問一答は以下の通り。
――今の気持ちは？
「今日決めるんだという気持ちで球場に来ましたし、凄くうれしいです」
――感情をむき出しにする場面も多かった。
「ここで勝つことが目標だった。シーズンの中でも（パドレス戦は）重要なシリーズでしたし、みんなここに向けての意気込みは他のシリーズよりも高かったんじゃないかと思います」
――初のシャンパンファイトは？
「最高でした。まだまだ何回もできるように、今シーズンまだあるので頑張りたいと思います」
――本拠で優勝できた特別な思いは？
「僕らも特別ですし、ファンの方も特別じゃないかと思う。この瞬間をホームで迎えることができてファンの人にとっても僕たちにとっても最高だったと思う」
――ゴーグルを付けていないが、シャンパンは目に入った？
「ちょっと痛かったです。今後に影響がないくらいにやりました」
――終盤にきても好調を維持している。
「打ち方がどうのこうのというよりは気持ちの打席が多かったなと思う。そういう意味ではより集中して試合に臨めたかなと思います」
――7回の決勝打はどういう考えで打席に立った？
「ヒットを打つことだけを考えて。他の打席と変えずに自分の打席に集中しようとしていきました」
――緊張したか？
「集中しすぎてあまり緊張しているとか、どうのこうのを考える感じではなかったです」
――パドレスに対して特別な気持ちは？
「もちろん地区のライバルですし、強いし素晴らしいチーム。そういうチーム相手に今日みたいな試合ができたのは何より大きい。チーム全員で勝ち取った勝利だと思います」