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陣内貴美子 「every.」を卒業 藤井貴彦アナ・サプライズ生中継に「これはずるいよね」と涙

スポニチアネックス 2024年9月27日 18時59分

 バドミントン元五輪代表で、キャスターの陣内貴美子(60)が27日、14年半出演した日本テレビ系「news every.」(月~金曜後3・50)を卒業した。

 番組冒頭のお天気コーナーでは、日本テレビの大屋根広場にサプライズで登場。「最後なんで、木原さんとみなさんにお礼を言いに来ました」と同局の天気予報のマスコット・そらジローのぬいぐるみを抱き抱えつつ、「お天気は上で聞きますね。みなさんごきげんよう!」とすぐさま大屋根広場を後にし、森圭介アナウンサーを笑わせた。

 終盤のお天気コーナーでは「今日最後の呼びかけになります。木原さん!そらジロー!」と丁寧に呼びかけた。お天気キャスター木原実氏(63)から「陣内さん、長い間お疲れ様でした」と労われ、これにスタジオの陣内は「ありがとうございました」と一礼。そらジローから「陣内さん今までありがとう!!」という垂れ幕の言葉が贈られた。

 エンディングでは、同番組がスタートした2010年3月からメインキャスターを担当したフリーアナウンサー・藤井貴彦(52)のコメントが放送された。藤井アナは「陣内さん、14年半本当にお疲れ様でした。今日はスタジオには行けませんが、陣内さんにお礼を言わせてください。…あれ、生中継っぽくないな」と話すと、「新潟からの生中継です!」と明かし、陣内を驚かせた。

 「陣内さんは私と同じタイミングでの卒業を希望していましたが、お願いして残ってもらいました。番組のリニューアルを支えるそのお勤めは、今日終わることになります。“木原さん!そらジロー!”だけで20年も仕事ができるわけがありません。番組に体温を与えてくれたのは陣内さんでしたし、私が後輩との距離感に悩んでいた時も、いつも力を貸してくれました。そして、どんな人も優しく包み込んできたのが、陣内さんでした。14年以上も陣内さんとダブルスを組めたことを誇りに思います。心からの金メダルを贈ります!陣内さん、本当にありがとうございました」という涙ながらの藤井アナの言葉に、陣内も「これはずるいよね」と目に涙を浮かべた。

 そして「卒業を発表してから3週間、いつも通りにと思ってましたけれども、なかなかうまくいきませんでした。仲間と会えなくなることも、“木原さん!そらジロー!”と呼べなくなることも、寂しいと思っていたんでしょう」と振り返ると「『every.』は視聴者のみなさんに寄り添うことを目指して、言葉のひとつひとつを大切に放送してきました。そのことはこれからも変わりませんし、その思いをつないでくれる仲間がここにいます。今年の4月から新しくスタートした仲間のことをどうぞよろしくお願いします」と呼びかけた。

 最後は「そして、これからは私も『every.』のいちばんのファンでいようと思います!改めて、14年半、本当にありがとうございました。またどこかでお会いしましょう!」と感謝の言葉で締めくくった。

 陣内は現役時代は10代で代表入りするなど活躍し、92年バルセロナ五輪にダブルスで出場。引退後はスポーツキャスターとして活躍し、10年4月から同番組のキャスターに就任。お天気コーナーの導入部分で、「木原さん!そらジロー!」と呼びかけるのが定番だった。

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