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巨人・岡本和真「ホンマ、打てて良かったなと」珍しく関西弁で喜び爆発「初回いきなりエラーして…」

スポニチアネックス 2024年9月27日 22時19分

 ◇セ・リーグ 巨人3―1中日(2024年9月27日 東京D)

 巨人の岡本和真内野手(28)が27日の中日戦(東京D)で「4番・一塁」に入り、開幕から全140試合に4番として先発出場。6回に先制&決勝の中前適時打を放つなど2安打1打点1得点と活躍し、4年ぶり優勝に王手をかける大きな1勝へとチームを導いた。

 0―0で迎えた6回、無死一、三塁の場面で入った第3打席だった。相手先発右腕・梅津が1ストライクから投じた2球目、外角高め151キロ直球を叩いた。

 ボールは痛烈なゴロとなって中前に抜け、バットを折りながら二塁打で出塁していた三走・オコエが待望の先制ホームイン。

 岡本和は初回、1番・岡林の一ゴロをファンブルしていきなり失策を犯し、それまでの2打席ではノーヒット。5回で自己最多タイの9三振を奪い3安打無失点で降板した23歳の先発左腕・井上に勝ちを付けてあげられなかった悔しさもぶつけた打席で結果を出すと、珍しく大きなガッツポーズも見せて感情を爆発させた。

 岡本和にとって、これがプロ10年目でたどり着いた通算1000安打。8回には先頭で1001安打目となる左翼線二塁打も放って貴重な3点目のホームも踏んだ。

 試合後、勝ちは付かなかったものの試合をつくって勝利に貢献した井上に続いてお立ち台へ。

 「いやもう絶対打ってやろうと思ってたんで。打てて良かったです」と第一声。「いや、ま、ホンマ、打てて良かったなと思います」とお立ち台では珍しく関西弁も飛び出し、スタンドを笑いに包んでなごませた。

 「もう…ね。今日は初回いきなりエラーして。ハルト(井上温大)が抑えてくれたんで。本当にありがとうございます」と岡本和の失策から連続四球で2死満塁とするも無失点で立ち上がった23歳の若武者に感謝。

 通算1000安打については「そう…ですね。もう本当に(25日の)1000試合もそうですし、いろんな方のサポートのおかげでこうして野球ができてるんで。感謝しながらこれからも頑張りたいなと思います」と周囲にも感謝した。

 あす28日にも4年ぶりとなる優勝が決まる。「そうですね、もう本当に1試合1試合、気を引き締めて。勝てるように頑張ります。応援よろしくお願いします」。そう言って自ら苦手なお立ち台を切り上げようとしたが、インタビュアーは許して?くれず。

 残り3試合。マツダ、神宮を経て10月2日に東京ドームで行われるDeNA戦が今季最終戦となる。その時にはどうなっていたいか問われると「ね、もちろん、優勝して戻れるのが一番ですけども。もうホント最後まで何があるか分からないんで、頑張りたいなと思います」とし、なおも、ぜひ4番のバットで引っ張っていってくださいと言われると「ありがとうございましたっ!」と締めくくった。

 その後、お立ち台の上で行われた記念撮影では、自らが試合中に受け取った1000安打達成の記念ボードをなぜか井上に持たせ、岡本和はその横で笑顔のガッツポーズ。井上も先輩に託された記念ボードを両手で大事そうに持ち上げ、ニコニコ顔だった。

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