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橋本環奈「普通の生活をしていないと普通の人は演じられない」 朝ドラ「おむすび」で等身大の魅力全開

スポニチアネックス 2024年9月28日 7時0分

 女優の橋本環奈(25)が30日スタートのNHK連続テレビ小説「おむすび」(月~土前8・00※土曜日は1週間の振り返り)で、ヒロイン米田結を演じる。話題作に次々と出演し、紅白の司会まで担当。名前を知らない日本人を探すほうが難しい。そんな存在になっても公共機関を使い、友達と居酒屋へ行くこともしばしば。どこか近くにいそうな等身大の魅力は、そんなライフスタイルが醸し出しているのかもしれない。慣れ親しんだ博多弁を駆使しながら、明るくさわやかに半年間を走りきる。(取材・構成 江良 真)

 ―朝ドラのヒロイン、どんなイメージでしたか?

 「大変歴史があって、ヒロインを演じるみなさんもそこからさらに女優さんとして活躍していっている姿を見ているので、あこがれのようなものはありました。でも、中学生の頃からいろんな仕事をして、忙しくさせてもらって、10か月近く1つの役に向き合うというタイミングもなかったので、朝ドラもないだろうなぁと、ずっと思ってました。だから、お話をいただくまで考えたこともなかったというのが近いかもしれません」

 ―今回、ギャルを演じるということも大きな話題になっていますが、実は福岡出身ながら博多弁をドラマで話されるのも珍しいのかな?と思いました。

 「確かに、ドラマでしっかりというのは初めてかもしれないですね。視聴者の方々は博多弁になじみが薄くて違和感を覚えるかもしれないので、標準語も少し混ぜようかという話だったのですが、私はリアリティーを追求したくて(笑い)。福岡の人からすると、すごく聞きなじみがいいと思います。私もセリフがすごい言いやすいくて心地良いんです」

 ―ヒロイン・結の実家は福岡郊外の糸島という設定ですが、天神などでもロケされているんですよね?

 「そうなんですよ!学生の頃にいつも遊んでいたところだから懐かしくて(笑い)」

 ―だけど、今のようにトップ女優になられたら…。

 「いえいえ、トップだなんて…。ただの女優です」

 ―(笑い)なかなか福岡に帰っても自由に遊べなかったりするのではないですか?

 「そんなことないですよ。友達と一緒に居酒屋とか行きます」

 ―へえ、そうなんですか。そういえば、この前テレビを見ていたら大原櫻子さんが屋台に連れていってもらった、と話してました(笑い)。

 「そうそう。少し前ですけどね。ふらっと屋台に入ったらバレまくりました(笑い)。サクちゃんのライブの後で、しかも会場の近くで、大原櫻子ファンクラブのTシャツを着た子だらけの中で、2人が普通に屋台で飲んでるっていう(笑い)」

◆◆「他の女優さんよりは会いやすいと思います(笑い)」◆◆

 ―周囲の人もびっくりされたでしょうね(笑い)。

 「でも、いつもそんな感じなんです。私、平気でいろんなところをほっつき歩いているんで。どこにでもといったらあれですけど、他の女優さんよりは会いやすいと思います(笑い)。主義があるわけではなく、自分がやりたいことをやりたいだけなんですけどね。こういう仕事をしているから行きたいところに行けないとか、そういうのはいやだな、と思います」

 ―ある女優さんにインタビューした時「私は電車にも乗るし、スーパーで買い物だってする。だって普通の人を演じるんだから」と話されていたのが印象に残っています。

 「あ、その気持ちすっごくわかります。私、電車はすごい好きでよく乗りますし、電車旅だって、よくやってます。友達とも普通にいろんなところに行きます。普通の生活をしていないと普通の人は演じられないですからね。でも、それを意識しているというより、実は私が楽なだけ(笑い)。ラフに生きてることが。やっぱり個室でしかごはんが食べられないとか、写真を撮られたくないからこじんまりした場所にしか行かないとか、いやなんですよね。おいしいごはんが食べられるなら、どんな店でも行きたいし、いい温泉があるならスーパー銭湯だって行きます(笑い)」

 ―その等身大な感じ、朝ドラのヒロインにぴったりですね。

 「ありがとうございます(笑い)。それに現場もスタッフさんを含めてほっこりして温かいんです。毎朝、この雰囲気がにじみ出るようなドラマにしたいですね」

 ◇橋本環奈(はしもと・かんな)1999年(平11)2月3日生まれ。福岡市出身の25歳。福岡の地元アイドルとして活動していた際にファンが撮影した写真が「1000年に1人の逸材」などと評され、SNSなどで大バズリ。本格デビューのきっかけとなった。2016年3月、「セーラー服と機関銃-卒業-」で映画初主演。その後も「銀魂」「キングダム」シリーズ、ドラマ「今日から俺は!!」、舞台「千と千尋の神隠し」など続々と話題作に出演。22年から2年連続で「NHK紅白歌合戦」の司会を担当。完璧な進行で絶賛された。

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