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ソフトバンク“兄弟V”2軍が2年連続15度目優勝 リチャードが1、2軍通算100号の逆転3ラン

スポニチアネックス 2024年9月28日 6時2分

 ◇ウエスタン・リーグ ソフトバンク5―2広島(2024年9月27日 由宇)

 ウエスタン・リーグは27日、首位・ソフトバンクが広島に5―2で勝ち、2年連続15度目の優勝を決め、1軍との“兄弟V”となった。1点を追う6回にリチャード内野手(25)が1、2軍合わせて自身100号となる逆転3ラン。ソフトバンクは10月5日に宮崎で行われるファーム日本選手権でイースタン・リーグの優勝チームと対戦する。

 豪快な一発でウエスタン連覇をたぐり寄せた。1点を追う6回にリチャードが好投を続けていた広島・滝田の初球を捉え、バックスクリーン右横に放り込む逆転3ラン。1、2軍を合わせて自身100号(1軍10本、2軍90本)にもなり「感触は良かった」と胸を張った。

 9月20日に2軍に合流した右太腿裏の筋挫傷から1軍復帰を目指す柳田からもベンチで祝福された。「ギータさんが来てから誰が見ても分かるぐらい雰囲気も良くなって」と言うように6勝1敗とVへ加速。「刺激をもらいつつ(自分も柳田のような選手に)ならないといけない」と力に変えた。その柳田は「2番・右翼」で2打数無安打。復帰後初だった守備機会も軽やかにこなして途中交代。「大丈夫」とポストシーズンへ向けて階段を一歩上がった。

 今季から2軍を率いる松山監督は23日にリーグ優勝した1軍との兄弟Vに「なかなかないこと。うれしい」と感慨深げに語った。選手個々の技術を上げること、1軍で戦える選手を教育していくことを目標に船出。開幕2軍も打率・333を残した柳町は交流戦からの昇格でブレーク、正木、笹川、ルーキー広瀬らも躍動した。野手では石塚、投手では三浦、中村亮、前田純が7月に支配下をつかんだ。指揮官は「この選手がと言うより、みんな成長してくれたと思う」と目を細めた。 (杉浦 友樹)

 ≪大竹が6回1失点でV貢献≫育成3年目の大竹が公式戦初先発し、6回6安打1失点で初勝利を挙げた。140キロ台の直球とスライダーを効果的に3併殺など粘り強い投球だった。「緊張はなかった。野手のみなさんのおかげ」と笑顔。昨秋キャンプで小久保監督が高く評価した好素材だが、春先に右肩の肉離れで離脱した。7月の復帰後に鍛錬を積んで大一番で優勝に貢献した。

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