◇ナ・リーグ ドジャース-ロッキーズ(2024年9月27日 デンバー)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、敵地でのロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。2回に2試合ぶりとなる盗塁に成功し、53本塁打57盗塁の「53-57」とした。
2回1死一、二塁の第2打席で右前適時打を放ち、なおも一、三塁と好機を広げると、次打者・ベッツの打席で二盗に成功。さらに送球が逸れる間に三塁走者・テーラーが生還し、大谷も三塁まで進んだ。
これで今季57盗塁とし、2001年イチロー(マリナーズ)の56盗塁を抜いて、日本選手最多記録となった。
前日26日(同27日)のパドレス戦は7回に決勝の適時打を放つなど、3安打1打点の活躍で、チームを3年連続となるナ・リーグ西地区優勝に導き、自身にとってはメジャー7年目で悲願の初優勝となった。
本塁打、打点はともにリーグトップで、試合開始前時点の打率・305もリーグ3位。トップのアラエス(パドレス)に7厘差まで迫っている。
2012年ミゲル・カブレラ(タイガース)以来となる3冠王獲得の可能性を残しており、ロバーツ監督は「3冠王を狙える位置にいる。大谷が出たいと言うなら3試合とも出場するだろう」と大谷の意向次第でレギュラーシーズン最終カードとなる今3連戦すべて出場させる方針を示している。