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大谷翔平が54号含む4安打4打点1盗塁 打率・309に“爆アゲ” 行くぞ逆転3冠王!

スポニチアネックス 2024年9月28日 12時12分

 ◇ナ・リーグ ドジャース11-4ロッキーズ(2024年9月27日 デンバー)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、敵地でのロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。4試合ぶりの本塁打となる54号を含む5打数4安打4打点1盗塁の大暴れでチームの3連勝に貢献した。

 初回の第1打席は相手先発・クワントリルの初球、外角高めの94・7マイル(約152・4キロ)のシンカーに手を出し、遊ゴロだった。

 2回1死一、二塁で迎えた第2打席はクワントリルの外角スプリットを捉えて右前適時打を放ち、10戦連続安打をマークした。

 これで一、三塁とチャンスを広げると、次打者・ベッツの打席ですかさず二盗に成功。送球が逸れる間に三塁走者・テーラーが生還し、大谷自身も三塁まで進んだ。今季57盗塁目で2001年イチロー(マリナーズ)の56盗塁を抜いて、日本選手最多記録となった。

 4回1死一塁の第3打席は継投したばかりの相手2番手・モリーナのカーブを狙って右前打を放ち、3試合連続マルチ安打をマークした。

 

 これだけで止まらないのが今の大谷だ。6回の第4打席は無死二、三塁でモリーナの高めチェンジアップを逃さず、右翼中段席へ飛距離436フィート(約132・9メートル)の54号特大3ランを放ち、54本塁打、57盗塁とし、前人未踏「55-55」まで残り本塁打1本とした。

 8回の第5打席は相手4番手左腕・ペラルタの初球の直球を狙い、左翼へ二塁打を放ってこの日4安打目をマークし、サイクル安打に王手をかけた。

 三塁打を放てば、自身2度目のサイクル安打達成とあり、9回はベンチでヘルメットをかぶって準備万端だったが味方打線が三者凡退に倒れ、第6打席は回ってこず偉業達成はお預けとなった。

 それでも1試合4安打の固め打ちで試合前の時点で・305だった打率は・309まで上昇。オズナ(ブレーブス)を抜いて2位に浮上し、トップのアラエス(パドレス)を猛追している。9月17日のマーリンズ戦終了時点で打率は・287だったが、直近10試合で44打数26安打と打ちまくり、・309まで2分以上“爆アゲ”した。

 また、シーズン194安打となり、日本選手では2010年イチロー以来となる200安打まで残り2試合で6本とした。

 さらに、この日は2得点でシーズン133得点とし、昨季のフリーマンの131得点を抜いて、球団最多記録となった。

 本塁打、打点はともにリーグトップを独走中で、2012年ミゲル・カブレラ(タイガース)以来の3冠王獲得の可能性が出てきた。

 ロバーツ監督はこの日の試合前に「3冠王を狙える位置にいる。大谷が出たいと言うなら3試合とも出場するだろう」と大谷の意向次第でレギュラーシーズン最終カードとなる今3連戦すべて出場させる方針を示している。

 チームは3年連続となるナ・リーグ西地区優勝から一夜明けたこの日も大谷を筆頭に打線が15安打11得点と爆発し、ロッキーズに快勝。3連勝を飾った。

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