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日米通算203勝のダルビッシュ 黒田博樹に並ぶ最多記録も「投手としても人間としてもまだ追いつけない」

スポニチアネックス 2024年9月28日 14時27分

 ◇ナ・リーグ パドレス 5ー3 ダイヤモンドバックス(2024年9月27日 フェニックス)

 パドレスのダルビッシュ有投手(38)が史上最多タイとなる日米通算203勝目をマークした。27日(日本時間28日)、敵地で行われたダイヤモンドバックス戦に先発し、5回1/3を3安打5四死球4奪三振3失点で今季7勝目。広島、ドジャース、ヤンキースで活躍した黒田博樹に通算勝利数で並んだ。

 パドレスは1回表に打者9人の猛攻で4点を先制。だが、その裏にダルビッシュは1番・キャロルに先頭打者本塁打を浴びた。さらに四死球と犠飛でこの回2点目を失ったが、その後は制球が安定。低めへ変化球を集め、5回2死一、二塁のピンチも3番・ピダーソンを中直に打ち取った。6回1死後、5番・グリエルに死球を与えたところで球数が80に達して降板。2番手のエストラダが7番・スアレスに適時打を打たれたものの、その後は継投で逃げ切った。

 ダルビッシュは試合後、ブルペンでは「今年一番ぐらい」調子が良かったと明かす一方、「初回(の攻撃)が長かったですし、体が固まっていたところがあったので、その中で速く動こうとしてタイミングが合ってなかった感じがしました」と説明した。ツーシームを引っかけ気味で決まらず苦しんだとしながらも「うまく持ち直して、勝ててよかったです」と振り返った。

 既に2年ぶりのプレーオフ進出を決めているパドレスは、この日の勝利でワイルドカード(10月1日開幕)の本拠開催が決定。「凄く大きいと思いますね。自分たちにとっても、ファンの方にとっても、ホームでできるというのは凄く大きいことなので。ホントにうれしいです」と喜んだ。また、日米通算勝利で黒田に並んだことを問われると「そこもうれしいです。でも、野茂(英雄)さんの時と同様、やっぱり数字は同じでも、投手としても人間としてもまだ追いつけないので。数字で追いつけたのはうれしいですけど、まだまだ成長していきたいと思います」と控えめに話した。

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