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ロッテ佐藤 スクイズ失敗から値千金の一発「何とか犠牲フライをと思って」

スポニチアネックス 2024年9月28日 18時36分

 ◇パ・リーグ ロッテ5―1西武(2024年9月28日 ベルーナD)

 ロッテは先発の西野が7回0/3、94球を投げて5安打1失点と好投。打線は5回1死一、三塁から佐藤の右越え5号3ランで先制すると、8、9回に1点ずつ加えて快勝した。今季の西武戦20勝目で、連敗を2で止め、CS進出を争う4位・楽天との差を2ゲームに広げた。

 値千金の一発は失敗から生まれた。0―0の5回1死一、三塁。ロッテベンチの佐藤へのサインはセーフティースクイズ。「ファーストに取らせたいなってところで、ちょっと狙いすぎたかな」というバントは一塁側へのファウルとなった。だが、2ボール1ストライクからの4球目、甘く入ったフォークを右翼ポール際へ運び、先制の5号3ラン。佐藤は「スクイズを決められなかったので何とかか犠牲フライをと思って打ちにいきました。ホームランになって良かったです」と笑った。

 27日の時点でリーグ3位の打率・281の好成績を残している佐藤だが、9月に限っては打率・205と、決して状態は良くなかった。この日は捕手ではなく、3番・一塁での出場。打撃コーチからは「今日は打者の日だから、打者に集中してやってくれ」と言われていたという。1打席目が右飛、2打席は三振に倒れて迎えた3打席目だった。

 相手先発の上田に4回まで無得点に抑えられる展開。吉井監督は「先発をやっつけないとダメなゲームで紙一重。佐藤がよく打ちましたけど。向こうがブルペンデーに近い時は4回までに点取らないと、展開が悪くなるので今日はほんとラッキーでした。明日から先発ピッチャーやっつけられるように頑張っていきます」と、打線にさらなる奮起を求めた。

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