サッカーのイングランド・プレミアリーグのアーセナルが、日本代表DF冨安健洋(25)を冬の移籍期間で放出する考えはないと、英サッカー専門サイトのフットボール・インサイダーが27日に報じた。
一部の英メディアは早ければ1月にも冨安を売却する可能性があると伝え、イタリア・セリエAのインテル・ミラノやユベントス、ナポリなどが獲得に興味を示しているとされる。
しかし同メディアは、関係者の話として「クラブに冨安を売却する考えはない」と報道。「ミケル・アルテタ監督は、冨安がアーセナルで未来を築けると信じている。チームを弱体化させることにつながると考えており売却に興味がない。売却の場合は、多額の移籍金が必要になる」と伝え、現時点でクラブとアルテタ監督に冨安を放出する考えはないと伝えた。指揮官は複数のポジションをこなす冨安を高く評価しているという。
冨安は今季プレシーズン期間の7月に膝を負傷。ここまで公式戦で1度も出場がない。27日に行われた会見でアルテタ監督は「今日、冨安は練習の一部に参加した。調子は良く、順調に進んでいる。復帰を目指し、良い状態にある」とし、2カ月以上離脱している冨安の状態に言及した。