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【データで見る巨人3】菅野と戸郷、両エースで貯金16 岡本和真が全試合4番固定で勝負強さ発揮

スポニチアネックス 2024年9月28日 22時8分

 ◇セ・リーグ 巨人8-1広島(2024年9月28日 マツダ)

 就任1年目の阿部慎之助監督(45)率いる巨人が前年4位から巻き返し、2020年以来4年ぶり39度目(1リーグ時代を含めると48度目)のリーグ優勝を果たした。V奪回に成功した巨人の戦いぶりをデータで振り返る。(記録課・志賀 喜幸)

 ☆ベテランが復活 昨季4勝に終わった菅野が今季は両リーグトップの15勝と見事に復活。敗戦はわずか3しかなく、勝率・833はセ、パ通じ最高だ。勝率・820以上で優勝に貢献となれば、巨人では20年の自身(・875)以来8人で12度目。一人で2度は36年秋、37年春の沢村栄治、38年秋、41年のスタルヒン、66、67年堀内恒夫という伝説的エースに並ぶ偉業になる。また、若きエースの戸郷も5月24日に前年覇者の阪神を相手にノーヒットノーランを達成するなど12勝8敗と奮闘。両右腕合計で27勝11敗の貯金16を稼いだのに対し、その他先発は合計28勝30敗で借金2。両エースの働きが優勝の大きな力になった。   

 ☆若大将が全試合4番 主砲の岡本和は開幕から全試合で4番スタメン。過去の巨人で全試合先発4番出場は21年の自身まで5人で9度。そのうち優勝イヤーの達成は37年春の中島治康、49年川上哲治、00、02年松井秀喜、09年ラミレスの4人で5度となっており、岡本和が閉幕まで全試合4番で通せばチーム6度目で、日本人では松井以来22年ぶりになる。抜群の勝負強さで打線を引っ張り、83打点は村上(ヤ)の86に次ぐセ2位。殊勲安打32本は村上の27本を抑え、勝利打点21は山川(ソ)の16を抑え、ともに両リーグトップ。勝負どころで数多くの一打を放ち、チームを勝利へ導いた。

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