◇セ・リーグ 阪神2―7ヤクルト(2024年9月28日 神宮)
今季140試合目で目標に掲げたリーグ連覇の夢はついえた。終盤の3連敗で、巨人に意地を見せることもできなかった。「勝負は9月。相手は巨人よ」と言い続けた岡田監督の予言も、悪い形で的中した。スタンドからオカダコールを受けた岡田監督は神宮での試合後、「勝負事やから、ひとつの球団しかうまいこといかん。巨人はやっぱり菅野やったな」とシーズンを振り返り、CSに向けては「これからどうなるわ分からへんやん」と短期決戦での逆襲を誓った。以下は一問一答。
――ビーズリーは。
「びっくりしたよ。あんな倒れるから」
――大丈夫というから行ったと思うが。
「そや。もうええのにとは思ったけど。もうなあ、本人がいくいうんやから」
――実際リズムを乱した。
「そらもう、全然違うかったやろ。一塁のカバーもなあ。ちょっとお前、無理せんでええのに。もう」
――2点まで追い上げてわからなかったが、その後の1点が。
「そら投げるピッチャーがそらな。しょうがない。3ランで」
――2回のライナーゲッツーは戻ってほしいところか。
「いや、ゴロゴーやから、戻れんやろ。そんなの。そんなん戻られへんよ。いけへんのやったら、戻らなあかんけど。指示が。いけのサインやねんから、そら無理やろ。左ピッチャーやのに、そんなん。ゴロゴーのサインで、ライナー打つのがアカンわな(笑い)」
――巨人が勝った。9月最後まで粘ったが。
「粘りというかな、やっぱり、甲子園の2戦目やな、あそこのゲームやな。今年を象徴してるような、な、そういう負け方やったんもな」
――開幕前から巨人を一番警戒していた。
「その通りやんか。なんで?分析しとったんや」
――今年一番の誤算は?
「打てんかったことや前半の。まあチグハグもなあ、そらもういっぱいあるよ、そんなのは。エラーにしてもそんなのは」
――しのいでここまで来た。客席からも岡田監督のコールがあった。
「うん。まあそらお前、勝ちに行くけど勝負事やから、そらお前、負けることも、そんなのお前、全部なあ、そんなの。そうやったら全部毎年優勝できるよ、そんなの簡単なことやったらそら。どこの球団もそうやんか、そんなの。それに向かって行ってるわけやからの、スタート切ってるわけやから。そんなの1つの球団しかうまいこと行けへんねんから、6つ球団あって」
――巨人の良かったところは。
「そんな良くっていうか…なあ。やっぱり菅野やろ、結局は。菅野で貯金あんだけつくったいうのが大きいよ。そら去年からの一番の違いは菅野の勝ち星と貯金やんか。そこに尽きるよな、結局」
――ポストシーズンがある。
「そらまあこれからやんか、おーん。そんなん、またこれからどうなるわ分からへんやん、おーん」
――9月に入って打線は上向き。
「いやいや、そらお前、9月が上向いて10月があかんようになるかも。そんなんお前、打線なんかそんなんお前、ずっと調子ええことはないわけやからな。短い周期でそんな変わるやんか」