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巨人・長野久義 9年ぶり歓喜「もらい泣きしそうに」最年長が“ワイワイ”具現化 指揮官と若手の架け橋に

スポニチアネックス 2024年9月28日 22時20分

 ◇セ・リーグ 巨人-広島(2024年9月28日 マツダ)

 巨人が混戦のセ・リーグを制し、2020年以来4年ぶり39度目(1リーグ時代を含めると48度目)のリーグ優勝。阿部慎之助監督(45)が就任1年目で見事な手腕を発揮した。チーム最年長の長野久義外野手(39)が、ベテランとしてチームを支えた。

 チーム最年長の39歳で迎えたプロ15年目。巨人が連覇を果たした19、20年は広島に在籍。長野にとって巨人での優勝は14年以来9年ぶりだっただけに「俺は個人的には2014年以来だから。うん、うれしいっすね」と目尻を下げた。

 入団1年目のオフからグアム自主トレに同行した間柄の阿部監督が新指揮官に就任。「お世話になった。やっぱり勝たせたいっていうのが一番。監督の考え方もなんとなくわかるし、若い選手との間に入って」と架け橋になった。その指揮官の涙に「監督泣いてたんでね、ちょっともらい泣きしそうになりましたけど」と感極まったことを明かした。

 4月のミーティングで阿部監督が発した「ワイワイやろう」の言葉を具現化。両手で「Y」を作る“ワイワイ”ポーズを発案し浸透させた。遠征移動の際には空港で若手の輪に自ら歩み寄ってコミュニケーション。のびのびプレーできる雰囲気の下地を作った。「監督が“楽しくやろう、明るくやろう”っていう話だったんで。それがほんとにできたんじゃないかなと思う」とうなずいた。

 代打の切り札として準備も怠らなかった。ビジター球場ではチームバスより一足先に球場入りして体を動かした。指揮官から「困ったときのベテラン」としてシーズンの要所ではスタメン出場し、チームを支えた。

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