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竹田麗央 見えた!史上3人目&年少2番目の同一年度日本タイトル2冠 G党歓喜で続けるか

スポニチアネックス 2024年9月29日 4時2分

 ◇女子ゴルフツアー 日本女子オープン第3日(2024年9月28日 茨城県 大利根CC西C=6845ヤード、パー72)

 メルセデスランク首位を走る竹田麗央(21=ヤマエグループHD)が7バーディー、2ボギーでこの日ベストスコアの67をマークし、通算8アンダーで2季連続年間女王の山下美夢有(23=加賀電子)と並ぶ首位に浮上した。3週前の日本女子プロ選手権に続く同一年度の日本タイトル2冠となれば樋口久子(68~71、74、76、77年)、畑岡奈紗(19年)に続く史上3人目の快挙。国内メジャー2連勝でツアー歴代3位となる年間7勝目(03年不動裕理10勝、20~21年稲見萌寧9勝に次ぐ)を狙う。

 女子ゴルファー日本No・1を決める舞台で竹田が優勝争いに加わるのは必然だった。初日7打差24位と出遅れたが、「何日間か頑張ればいい。最終日に良い位置で優勝争いするのが大事」と冷静だったという。それも今季ここまで6勝を重ねた経験から。そのもくろみ通りに、ムービングデーにこの日ベストの67で首位に浮上した。

 「全体的に凄くリズムが良かった。5つ伸ばせたので、最終日につながるラウンドだったかなと思う」

 スタートホールの一打が、チャージの号砲になった。1番パー4でフェアウエーから145ヤードの第2打を8Iで60センチにピタリ。バーディー発進でスイングのリズムが良くなったと振り返る。そうなれば総距離ツアー最長となった舞台で、今季平均262ヤードの飛距離が大きなアドバンテージとなる。7バーディーを奪って5つスコアを伸ばし、5打差8位から首位山下に並んだ。

 3週前に日本女子プロ選手権でメジャー初制覇を飾ったばかりの21歳が、再び演じるメジャーでの優勝争い。過去に同一年度で日本女子プロ選手権と日本女子オープンの「日本タイトル2冠」を獲得したのは樋口久子と畑岡奈紗の2人だけ。21歳180日での達成となれば畑岡の20歳266日に次ぐ年少2番目の記録となる。

 モチベーションも十分。プロ野球・巨人のファンでもある竹田は、リーグ優勝が懸かる最終日前夜の試合を「楽しみ」と観戦するつもりだ。2人一組の最終日最終組で2季連続女王の山下と“直接対決”を前に「自分のプレーに集中するだけ」。自身も優勝をつかみ取ってみせる。 (中村 文香)

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