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【光る君へ 大河絵(光る君絵)】第36話 酔った?匂わせ?公任に嫉妬?…土御門殿“騒然”の返歌

スポニチアネックス 2024年9月29日 17時1分

 女優の吉高由里子(36)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は29日、第37話が放送される。前回の放送ではラストに土御門殿も視聴者も“騒然”となる道長の行動が話題に。なぜ…。

 <※以下、ネタバレ有>

 先週の第36話は「待ち望まれた日」。一条天皇(塩野瑛久)の中宮・藤原彰子(見上愛)がついに懐妊。宮中が色めき立つ中、まひろ(吉高由里子)は彰子から、帝への胸の内を明かされる。一方、ききょう(ファーストサマーウイカ)は“物語”が藤原道長(柄本佑)の指示で書かれたことを知り、藤原伊周(三浦翔平)に“ある訴え”。他の女房らに嫉妬されつつ、道長から新たな相談を受け…という展開だった。

 寛弘5年(1008年)、彰子は敦成(あつひら)親王(のち後一条天皇)を出産。土御門殿で「五十日(いか)の儀」(子の誕生50日に行われる、お食い初めの祝い)が開かれた。

 「「無礼講ゆえ、皆々、心ゆくまで楽しんでくれ」。彰子のこと、そして待ち望んだ親王誕生…。「まさに、闇の中だ」と嘆き、悩み、安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)に「私の寿命を、10年やろう」と祈祷を命じ日がウソのような日が土御門殿に訪れた道長は、いい気分。それぞれが酒や料理を味わう中、藤原公任(町田啓太)が「この辺に、若紫はおいでかな」などとまひろに絡んでいる姿を目にし、藤式部を手招き。「藤式部、何ぞ歌を詠め」

 まひろ「いかにいかが 数えやるべき 八千歳の あまり久しき 君が御代をば」

 道長「流石であるな」

 そして、まひろの横に座り「あしたずの よはひしあらば 君が代の 千歳の数も 数え取りてむ」

 2人の“あ・うんの和歌”。源倫子(黒木華)は首を傾げ、怪訝な表情。その場から立ち去る。道長も倫子を追った。

 なぜ、返歌を――。ほろ酔い気分で?公任に嫉妬?見せつけた?匂わせ?大胆過ぎでは?倫子にバレた?…。放送直後から大反響を呼んだ“あ・うんの和歌”。赤染衛門(凰稀かなめ)の表情が一変したが、それよりも倫子の表情が…。幸せお祝いムード一転、空気が凍り付いた土御門殿。序盤のききょう(ファーストサマーウイカ)の表情も怖かったが…。

 第37話は「波紋」。

 ◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)、「どうする家康」(2023年)に続き3年目。

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