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大谷翔平が止まらない!4戦連続マルチ安打→58盗塁目成功 実況「ビデオゲームみたい」

スポニチアネックス 2024年9月29日 10時49分

 ◇ナ・リーグ ドジャース-ロッキーズ(2024年9月28日 デンバー)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が28日(日本時間29日)、敵地でのロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席で安打を放つと、第4打席でも右前打を放ち、打率は.3111に浮上。首位打者のパドレス・アラエスの.3138にまた一歩近づいた。6回には2試合連続となる盗塁を決め、今季58盗塁とした。

 初回は右腕センザテーラとの対戦。カウント1―1からの外角スライダーを完璧に捉えると、ライナー性の111.3マイル(約179.1キロ)の痛烈な打球はあっという間に右翼フェンスに直撃。打球が良すぎて単打となったが、いきなりの快音に敵地ファンも沸いた。次打者ベッツがフルカウントとなってから大谷がスタートを切ったが、ベッツは一邪飛。スタートを切っていた大谷はベッツが打ち上げたのに気づかなかったのか二塁ベースを蹴ったところで認識。帰塁する際に二塁ベースを踏まずに一塁に戻ったため、相手のアピールプレーでまさかのダブルプレーとなった。

 5―2で迎えた5回は先頭打者。ここはフルカウントから四球を選んで歩いた。次打者ベッツが2ボールとなると、センザテーラがセットポジションに入っている間に二盗を試みた。右腕が振り返ると大谷は既に二塁に達していたほどの完璧な二盗だったかに見えたが、投手がボークとなったため、盗塁は幻となった。

 8―2と大量リードで迎えた6回は再び先頭での打席。2番手右腕クリスウェルに対し、速球を捉えて右前に運んだ。ここでは正真正銘の二盗を決め、今季58盗塁。54本塁打と合わせて「54―58」とした。

 27日のロッキーズ戦で二盗に成功。今季57盗塁目で2001年イチロー(マリナーズ)の56盗塁を抜いて日本選手最多記録となった。また、6回には右翼中段席へ特大の54号3ラン。8回にもこの試合4安打目をマークし、3試合で13打数9安打の大暴れを見せた。

 本塁打、打点はともにリーグトップで、試合開始前時点の打率.309はリーグ2位。トップのアラエス(パドレス)に5厘差まで迫り、2012年ミゲル・カブレラ(タイガース)以来となる3冠王獲得の可能性を残している。

 第1打席の安打で11試合連続安打とし、これで大谷の打率は.3105まで浮上。7月30日以来60日ぶりに3割1分台に復帰した。アラエスは打率.3138で、予定通りの休養日でこの日は先発から外れたが、大谷がまたも安打を積み重ねてアラエスにプレッシャーをかけた。

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