Infoseek 楽天

伊藤惇夫氏 “驚きの2連発”石破新総裁誕生の自民党総裁選 決選投票は「嫌われ合戦だったという感じ」

スポニチアネックス 2024年9月29日 11時51分

 政治アナリストの伊藤惇夫氏(76)が29日放送のフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。石破茂氏(67)が新総裁に選出された自民党総裁選に私見を述べた。

 史上最多9人が立候補した乱戦は、石破氏、高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉進次郎元環境相(43)による三つ巴の争いに。1回目の投票で過半数を獲得した候補はなく、石破氏と高市氏による上位2人の決選投票で、石破氏が高市氏を逆転で破って新総裁に選出された。10月1日の臨時国会で首相に就任する。

 史上最長の15日間にわたる選挙戦は、序盤戦こそ小泉氏の優勢が伝えられたものの、論戦の中で失速。最後の総裁選を明言している石破氏と、保守派で政策通の高市氏の一騎打ちとなった。

 伊藤氏は今回の総裁選の結果について「1回目と決選投票を通して、驚きの2連発って感じです」と驚きだったと告白。「1つ目は(1回目で)高市さんがトップに立って。党員票で競るだろうとは思っていたんですけど、みんなが石破さんの方が多少は上に行くだろうと思っていたら、逆転した。それから、国会議員票は高市さんせいぜい40~50ぐらいだろうと言われていたのが72票も取った。これが1つ驚き」と1回も投票で高市さんがトップだったことへの驚きを口にした。

 この結果に、MCの東野幸治は「高市さんになるのかなって思わなかった?」と質問すると、「多少思いました」と返答。決選投票はいわば「嫌われ合戦だったという感じ」と指摘。「(決選投票で)石破さんにこれだけの票が入ったのは1回の投票で3位以下に入った人のかなりの票が石破さんに流れたってことになる」と分析した。

 「終わった後に、自民党のあるベテラン議員の方に電話で話したら、“今回は決選投票では派閥の縛りはあまり聞かなかったね”って言ってました」とし、派閥の論理は働いていない結果だとした。

この記事の関連ニュース