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立民・野田佳彦新代表 自民裏金議員の選挙区に統一候補を「調整したい。有権者に勝てるかもという選択肢」

スポニチアネックス 2024年9月29日 12時15分

 立憲民主党の野田佳彦新代表(67)が29日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。政治とカネの問題について言及した。

 野党間の選挙協力について、フジテレビ解説委員の松山俊行氏が「選挙区での事情がいろいろあるんだと思いますが、例えば自民党で不記載が指摘された議員が出る選挙区、ここに対して野党が一本化を図っていくということができるのかどうか。このあたりは野田さん、どう考えていますか?」と質問。

 野田氏は「調整していきたいと思います。今のそれぞれの党の立場では、なかなかハードルが高いんですけれども、例えば政策の一致がなければ数合わせの批判があるとおっしゃってますけど、でも裏金議員に対してペナルティーを与えるということは、これは私は合理的な目的だと思います」と指摘。

 そして「ということは、それは数合わせではなくて、まさに合理的な目的があると。野合ではないんです。だから候補者を絞って戦いましょうと。有権者に勝てるかもしれないという選択肢を提示しましょうというのは高等な選挙戦術だと思います」と自身の考えを述べた。

 自民党が、2月に公表した調査結果(党所属の国会議員ら384人対象のアンケート)によると、2018~22年に政治資金収支報告書への不記載があったのは現職82人、選挙区支部長3人の計85人で、総額は約5億8千万円だった。政治資金規正法違反の罪で立件された池田佳隆衆院議員や大野泰正参院議員、谷川弥一前衆院議員は含んでいない。

 議員別の不記載額では二階俊博元幹事長(衆院和歌山3区)の3526万円が最多で、三ツ林裕巳衆院議員(埼玉14区、2954万円)、萩生田光一前政調会長(衆院東京24区、2728万円)、山谷えり子参院議員(比例、2403万円)、堀井学衆院議員(比例北海道ブロック、2196万円=公職選挙法違反事件で自民党を離党し議員辞職)、橋本聖子参院議員(比例、2057万円)が続いている。

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