陸上女子1500、5000メートルパリ五輪代表の田中希実（ニューバランス）が29日、東京・味の素スタジアムで行われたランニングイベント「TOKYO ROKUTAI FES」に参加した。小中学生とともに走り、スターターも行い「走るのって良いなと思った」と改めて実感を口にした。
パリ五輪、ダイヤモンドリーグを戦い抜いた今季は既に終了。「（オフが）ここまでぽっかりと空いたシーズンはなかった。そこをうまく過ごすことが大事」と言い「休み方が上手になったら、逆にオンのシーズンでもスイッチの入れ方ももっと上手になる」とオフの過ごし方を模索中だという。
これまでのオフシーズンは家族とスケジュールを合わせて旅行に行くのみだった。今回は例年よりも長めのオフだけに「家族との時間を取り、友人と過ごす時間や一人で過ごす時間を取ったりして、どうした時が一番リラックスできるか、自分をより探っていく」と言い、どんな休養の仕方が今の自分にとって有意義なのか見つけていく。温泉旅行を計画中で「何かを見る目的なく、まったりする時間があったら良いな」と笑顔で語った。