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石破新総裁、外相に“推薦人代表”岩屋氏起用を調整、人事についてテレビ番組で「適材適所」強調

スポニチアネックス 2024年9月29日 13時19分

 自民党の石破茂総裁(67)は、新内閣の外相に岩屋毅元防衛相(67)を充てる調整に入った。岩屋氏は、総裁選で石破氏の推薦人代表を務めた。

 入閣方向の御法川信英国対委員長代理を復興相に、党国対委員長には坂本哲志農相を起用する意向。総裁選の決選投票で争った高市早苗経済安全保障担当相に固辞された総務会長の人選も急いでいる。

 石破氏は、29日に出演したテレビ番組で人事起用について「適材適所」を強調。「党のため、ひいては国のためであるかどうかというが最終判断の基準」とし、「私の政策に真っ向から反対といわれると、閣内不一致とか、執行部不一致ということが起きる。真っ向反対と言われたら(人事起用は)なかなかつらい」と述べた。

 石破氏は30日に党執行部を発足させる。10月1日召集の臨時国会で岸田文雄首相の後継となる第102代首相に指名され、同日中に組閣する見通し。早期の衆院解散・総選挙を視野に政権人事を組み立てる。

 既に、政権の骨格となる党幹事長に森山裕総務会長を起用する方針を固めており、官房長官は岸田内閣の林芳正官房長官を続投させる。党四役の政調会長を小野寺五典元防衛相、選対委員長を小泉進次郎元環境相とし、加藤勝信元官房長官は財務相に充てる。菅義偉前首相に副総裁就任を打診する方針で、菅氏の意向を踏まえ最終判断する。

 内閣では、新たに福岡資麿参院政審会長を入閣させる方向で調整に入った。石破氏の側近として知られる赤沢亮正財務副大臣の入閣と、公明党の斉藤鉄夫国土交通相の続投で検討を進めている。総裁選で石破陣営の中核を担った橘慶一郎元復興副大臣と青木一彦元国土交通副大臣は政務担当の官房副長官とし、事務担当の副長官には佐藤文俊元総務事務次官を充てる方向。

◇石破氏の総裁選推薦人20人

【衆院】岩屋毅(大分3区)、赤沢亮正(鳥取2区)、泉田裕彦(比例北陸信越ブロック)、伊東良孝(北海道7区)、小里泰弘(比例九州ブロック)、門山宏哲(比例南関東ブロック)、平将明(東京4区)、橘慶一郎(富山3区)、田所嘉徳(比例北関東ブロック)、谷公一(兵庫5区)、冨樫博之(秋田1区)、長島昭久(比例東京ブロック)、細野豪志(静岡5区)、村上誠一郎(愛媛2区)、八木哲也(愛知11区)、保岡宏武(比例九州ブロック)

【参院】青木一彦(鳥取・島根選挙区)、藤井一博(比例)、舞立昇治(鳥取・島根選挙区)、山田俊男(比例)

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