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解散総選挙へ国民が持つべきもの 直木賞作家が指摘「世の中を変えてきたのは熱量」「愚痴もっと出して」

スポニチアネックス 2024年9月29日 18時55分

 直木賞作家の今村翔吾氏(40)が29日、日本テレビ系「真相報道バンキシャ!」(日曜後6・00)にコメンテーターとして生出演し、年内にも行われる見通しの解散総選挙について自身の考えを語った。

 27日の自民党総裁選で石破茂新総裁(67)が誕生。10月1日の臨時国会で石破茂首相が誕生する。既に党役員人事の方向性が続々と決まり始めた。

 石破氏は総裁選後、解散時期について「国民の皆さんでご判断いただく材料はきちんと提供します」とした上で、「内閣支持率が高いうちに総選挙をした方が、我が党の議席もたくさん得られるし、同志の方々の議席も確保できる。与党総裁として、それも考えないといけない。とにかく国民に向かって不誠実な態度だけは取らない」と述べた。しかし、ここにきて党内からは、早期解散を促す強い声が上がっている。

 そんな中で迎える総選挙について、今村氏は「石破さんが総理になった時、私たちの暮らしにどのような変化が起こるか、細かくイメージしていくことが大切」と話した。「大きな問題もあるけど、僕たち庶民は具体的にこれだけはやられたら困るとか、これやってくれたら推せるじゃないけど、この一点だけでも私たちは推したいじゃないけど、細かいところにまで落とし込むということも必要なのかな」とし、「イメージを持って次の選挙に臨まないと、同じことの繰り返しになってしまうのかなと思います」と、有権者の判断の大切さを訴えた。

 有権者の熱量も必要だという。「精神論みたいな話じゃないけど、バカに聞こえるかもしれないけど、熱量って必要になると思っていて。国民の熱量ですね。世の中の歴史を変えてきたのは熱量であって、国民の熱量というものが意外と政治家の人たちも恐ろしいというか」と指摘。「僕たちが情報を取って選挙に参加していくというのが必要というか、運命を分ける選挙になってくるんじゃないかなと思います」と訴えた。

 自民党の裏金問題への処分の甘さ、増税の懸念など、政治側と有権者の間で隔たりが大きい部分は多い。今村氏は「愚痴は出ているけど、もっと出していきたいですよね」と呼びかけた。

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