◇セ・リーグ ヤクルト5ー4巨人(2024年9月29日 神宮)
ヤクルトの長岡秀樹内野手(23)が自身3度目となるサヨナラ打を放った。同点に追いついた9回1死一、三塁、右前適時打とし、負ければ最下位転落の危機を救った。
打球が一二塁間を抜けるのを見届けると、ベンチに向けて人差し指を立てた。二塁を回ったところで、チームメートからウオーターシャワーの祝福を受けた。
「(松本)直樹さんに決めてほしかったですけど、いい緊張感を持って打席に入れました」と打席を振り返り、打球が抜けた瞬間は「勝ったなと」思ったことを明かした。
阪神・近本と最多安打のタイトルを争う23歳。この日は2安打で159安打まで記録を伸ばし、1差で単独首位に立った。「僕なんかがここまで数字を残せてますけど、一打席一打席集中するだけだと思うので、頑張ります」と残り3試合を見据えた。
チームは今季初の5連勝。「順位はこういう順位になってしまってますけど、毎日神宮球場を埋めてくださるファンのみなさんに凄く感謝していますし、もっともっとチームの勝利、いいプレーをお見せできるように頑張りたいと思います」と前を向いた。
10月2日には青木の引退試合が行われる。「ノリさんと一緒にユニホームを着てプレーをするのは、次の試合で最後ですけど、凄くお世話になった先輩ですし、成長した姿をお見せできるように頑張りたいなと思います」。師匠との最後の試合に向けて、意気込みを語った。