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落合博満氏 愛息・福嗣に引退を告げた日「やめようと思うんだけど、いいか?って」 無邪気な答えとは

スポニチアネックス 2024年9月29日 22時28分

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が、29日放送の日本テレビ系「行列のできる相談所」(日曜後9・00)に出演し、現役引退を決意した時のエピソードを明かした。

 長男で声優の落合福嗣(37)と、北海道で美食を味わう父子水入らずの旅。現役時代は試合で家にあまりいなかった落合氏に対し、福嗣は「今だから言うけど、結構子供のころは寂しかったなというのはある。1年の半分以上はいないから」と打ち明けた。落合氏も「お前の小さい時は忙しかったからな」と振り返った。

 ロッテで3度の3冠王に輝いた落合氏は、その後中日、巨人でも活躍。98年、日本ハムで20年の現役生活にピリオドを打った。福嗣は「野球やめる時、“野球、やめていいか?”って俺に聞いたの、何で?」と、落合氏から持ちかけられたといい、その真意を尋ねた。

 落合氏は「お前に“そろそろ野球やめようと思うんだけど、いいか?”って聞いた。“一緒に飯食えるからいいよ”って」と、やりとりを回想。福嗣は「そんなこと言った?忘れてるなあ」と返した。

 落合氏は「それだけ一緒に飯食ったことはない。昼、夜、まるっきり別だから。お前が学校に行く時、俺は寝てるだろう?帰ってきて飯食っている時は、俺は仕事してるだろう?帰ればお前は寝てるから。だから、あれって思った」。希薄だった親子関係に疑問を持つと同時に、福嗣の言葉に子供心を察したようだった。

 落合氏の目に光るものを見たのか、福嗣は「泣いてるじゃん?」と一言。落合氏は「泣いてないよ」と繰り返していた。

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