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ロッキン、来年以降は「秋開催」へ 悪天候が続いた夏フェス…熱中症や近年の気候変動を考慮「8月は困難」

スポニチアネックス 2024年9月30日 12時21分

 国内最大級の野外音楽祭「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」」(ロッキン)などを企画・運営するJフェスは30日、同イベントについて、近年の気候変動を鑑みた結果、来年2025年は「シルバーウィーク」での開催を予定していると発表した。公式サイトを通じて伝えた。

 今年は計48万人が来場した毎夏恒例の人気野外フェスティバル。同社はこの日、「2025年から、ロック・イン・ジャパンは千葉市蘇我スポーツ公園で9月のシルバーウィークに開催します」と、秋開催へ移行すると発表。「2025年からロック・イン・ジャパンは千葉市蘇我スポーツ公園にて時期を9月のシルバーウィークに移して開催いたします」とした。

 「サッカーJリーグの試合日程との兼ね合いがあり正式決定は来年1月下旬となりますが、2025年9月13日(土)、14日(日)、15日(月・祝)/20日(土)、21日(日)の5日間を理想として現在調整を進めています。仮に日程がズレても9月のシルバーウィーク内での開催となります」と詳細を説明。

 移行の理由については「近年の気候変動の中、8月に野外音楽フェスを開催することには運営上の様々な工夫を必要とします。全国各地の夏フェスもそれぞれ救護体制を強化して熱中症対策にあたっていますが、蘇我スポーツ公園で行われるロック・イン・ジャパンは動員が6万人に迫る大規模なフェスで、且つ出演アーティスト構成が多様なため毎回フェスに慣れていない初参加者も多数含まれます。そうした特性を考えた結果、8月での開催を継続することは困難だと判断するに至りました」と、判断に至った経緯を明かした。

 また「実はこのロック・イン・ジャパンの開催日程変更に関しては、すでに5年くらい前から検討を重ねていました」というが、「ただ予期せぬコロナ禍やそれに伴う会場移転などの調整を優先せざるを得ず、このタイミングでの変更となりました」と告白。

 「もちろん野外フェスは、酷暑対策だけでなく台風や落雷等もシリアスな課題として向き合わなければなりません。開催時期が8月であっても9月であってもこれらの気候や天災への対策は今まで以上に最大限強化して向き合っていきます」とし、「正式な開催日程の発表は2025年の1月下旬を予定しております。Jフェスはこれからも参加者の快適性を追求し続けます。シルバーウィークに舞台を移した26年目のロック・イン・ジャパンにご期待ください」と期待を込めた。

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