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【王座戦第3局】藤井王座、桂交換を迫り地下鉄飛車も稼働 永瀬九段は銀矢倉で対抗 昼食休憩で70手

スポニチアネックス 2024年9月30日 13時1分

 将棋の藤井聡太王座(22)=王将を含む7冠=が挑戦者に永瀬拓矢九段(32)を迎える第72期王座戦5番勝負第3局は30日午前9時、京都市のウェスティン都ホテル京都で始まり午前12時10分、昼食休憩に入った。70手まで進み、後手藤井が左桂を5段目へ跳ねて桂交換を迫った。

 戦型は3局連続の角換わり。開始10分の36手目、藤井が右銀を5筋へ進出させ、歩の前へ腰掛けて相腰掛け銀になった。その後、永瀬は王を銀矢倉、藤井は中住まいに構え、66手目、藤井が地下鉄飛車を稼働させて2筋でお互いの飛車が向き合った。

 対戦成績2勝0敗の藤井は初防衛に王手、永瀬は反撃開始の初白星を目指す戦いとなっている。同ホテルは前期第4局、藤井が永瀬から3勝1敗で王座を初めて獲得して史上初、全8冠独占を達成した思い出の地。2期連続の決着を果たせるだろうか。

 昼食メニューは藤井が都ホテルカレーライスセット(サラダ、スープ付き)とウーロン茶。永瀬は10種握り寿司盛り合わせ(吸い物付き、わさび抜き)とアイスカフェラテ、巨峰とシャインマスカットのミルクレープ。

 持ち時間5時間のチェスクロック方式による対局の消費時間は、藤井が1時間22分、永瀬は1時間46分。

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