男子ツアーを統括する日本ゴルフツアー機構(JGTO)は30日、知人女性に性的暴行をしたとして不同意性交の疑いで逮捕され、不起訴処分となった杉山知靖(31=フリー)について、24年11月10日までのジャパンゴルフツアーへの出場停止の処分を科したことを発表した。
懲戒・制裁委員会での審議が開始された日を起点としてのカウントとなるため、8月の横浜ミナトチャンピオンシップから三井住友VISA太平洋マスターズ(11月7日開幕)までの10試合でツアートーナメントへの出場停止となる。
処分理由については「ジャパンゴルフツアー懲戒・制裁規程第13条に該当するため
<ジャパンゴルフツアー懲戒・制裁規程第13条(抜粋)>JGTOまたはジャパンゴルフツアー各トーナメントの名誉、信用また
は品位を失墜させると認められる行為」と説明した。
横浜市出身の杉山は中央学院大4年時の2015年にプロ転向を宣言し、21年10月のブリヂストン・オープンでツアー初優勝。今年5月に神奈川県内で20代の女性に暴行した疑いで、23日朝に同県内の自宅で逮捕されたが8月中旬に不起訴処分となっていた。