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金子恵美氏 結局早期解散表明の石破氏に警鐘「期待を簡単に裏切ったら総選挙でしっぺ返しが…」

スポニチアネックス 2024年9月30日 19時28分

 元衆院議員の金子恵美氏(46)が30日、TOKYO MXの新番組「堀潤 Live Junction」(月~金曜後6・00)にコメンテーターとして生出演し、首相に就任する自民党の石破茂総裁(67)の動向について解説した。

 27日の新総裁選出後の会見で石破氏は、解散時期について「国民の皆さんでご判断いただく材料はきちんと提供します」とし、「とにかく国民に向かって不誠実な態度だけは取らない」と繰り返し述べていた。しかし、この日は衆院を早期解散し、10月27日に投開票を行うことを表明。石破氏が約束していた通り、十分な論戦を経ての解散総選挙ではなくなり、新内閣の“ご祝儀支持率”があるうちの早期選挙の見通しとなった。

 こうした裏事情について、金子氏は「今、党内基盤が非常にぜい弱だということと、まず人が周りにいないというところがあって、思うように進んでいないんですね」と解説した。

 この日の会見で、幹事長を森山裕氏(79)、総務会長を鈴木俊一氏(71)、政調会長を小野寺五典氏(64)、選対委員長を小泉進次郎氏(43)とする党四役の人事が発表された。一方で、総裁選にも出馬した高市早苗経済安保担当相(63)、小林鷹之前経済安保担当相(49)は人事の打診を固辞。党内の分断化が避けられない状況となった。

 金子氏は「人事に関しても、行き詰まりというところが。あと、周りの声を聞かざるを得ない状況になっていて、周りの声を聞いた上で、総裁選で言ったことを前言撤回するような形に仕方なくなっていると思います」と、党内事情を分析した。

 いわば、自身の理念と永田町の論理で板挟みに遭っている状況の石破氏。金子氏は「ただ、言われた通り、石破さんのこれまでの期待というのを簡単に裏切ったら、次の総選挙の時に全部しっぺ返しが来るだろうなと思います」と警鐘を鳴らした。

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