◇パ・リーグ ロッテ2―1楽天(2024年9月30日 楽天モバイル)
ロッテの2年目・菊地吏玖投手(24)がプロ初勝利を挙げた。
だが、ヒーローインタビューでは笑顔なし。「ふがいないピッチングをしてしまったのでチームが勝ってくれてほっとしました」と2022年のドラフト1位右腕は淡々と振り返った。
1―0の8回から4番手でマウンドに上がった菊地だが、先頭の小深田に左中間二塁打を許した。
続く辰己はフォークで空振り三振に仕留めたが、続く浅村に132キロのスライダーを中前に運ばれ、同点とされてしまった。
それが笑顔なき、ヒーローインタビューの理由だった。
チームは9回に佐藤都の適時打で勝ち越し。菊地に白星がつくとともに2年連続のCS進出に王手をかけた。
菊地は「(佐藤)都志也さんが決めてくれてよかった」と感謝した。