◇セ・リーグ 阪神0ー2DeNA(2024年9月30日 甲子園)
阪神の川原がプロ初登板で輝きを放った4番手として8回から登板。1回1安打2奪三振無失点に抑えた。
「緊張するかなと思ったけど、自分のボールが投げられた。それが一番よかった」
持ち味を存分に発揮した。先頭・佐野をわずか1球で左飛。オースティンには四球を許すも、続く戸柱を直球で追い込み、最後はスライダーで空振り三振に仕留めた。なおも2死一、二塁から最後は桑原を144キロ内角直球で見逃し三振。「最後、インコースに投げ込めたのはよかった。思った以上に落ち着いとったな」。岡田監督は高評価。今季ウエスタン・リーグでは最多の50試合に登板して防御率1・62を誇った。
育成契約を経て、初めて立った1軍舞台に6年目左腕は「やっとという感じ。凄い時間はかかりましたけど、よかったです」とかみ締めるように喜んだ。