NBAナゲッツやホークスやロケッツなどで活躍し、15年に殿堂入りを果たしたディケンベ・ムトンボさんが、現地時間29日に脳腫瘍で亡くなったことをNBAが発表した。58歳だった。
突然の訃報にNBAファンたちは言葉を失った。この発表後、米国のネットトレンド1位は「Dikembe」がランクイン。世界のトレンドでも「Dikembe Mutombo」が上位にランク入りした。
ファンからは「寂しくなるな」「あまりにも早すぎる…」「ムトンボのムーブ皆で真似したな」「本当に偉大な人だった」「まったく実感湧かない」「これは驚きで辛い...」などの悼む声が多く上がった。
ムトンボさんはコンゴ民主共和国出身で、91年NBAドラフト全体4位でナゲッツ入団。その後はホークス、76ers、ネッツ、ニックス、ロケッツと渡り歩き09年に現役引退。現役時代はディフェンスを得意とするセンター選手。通算3289ブロックは、アキーム・オラジュワン氏の通算3830ブロックに次ぐ歴代2位の記録を持っている。
15年にはNBA殿堂入りを果たした。そしてホークスとナゲッツではムトンボさんの背番号「55」が永久欠番となっている。22年10月に脳腫瘍のため治療を受けていることを発表。そして現地時間29日に家族に見守られながらこの世を去った。