日本スケート連盟は30日、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のプレシーズンとなるフィギュア新シーズンに向けた開幕会見を都内で行った。男子で昨季世界選手権銀メダルの鍵山優真（21＝オリエンタルバイオ・中京大）ら10選手が出席。10月18日のスケートアメリカ（米テキサス州）から始まるグランプリ（GP）シリーズに向けた抱負を語った。
日本男子の筆頭格となった鍵山は、意識する選手に世界王者のマリニン（米国）を挙げた。4回転全6種類を操る強力ライバルに追いつけるよう、持ち前の表現力だけでなく4回転ルッツも習得中。「単発では凄く良い感じ。いつでも入れられる準備をしたい」と大技に手応えを語った鍵山は「自分がしっかり仕上げてプレッシャーを与えるというか、これだけ本気なんだと見せることができたら」と五輪プレシーズンを見据えた。