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Dバックスは球場で終戦 WC第1戦先発予定だった右腕は準備万端も…第2戦主力温存メッツに「非はない」

スポニチアネックス 2024年10月1日 14時48分

 最終盤までもつれることとなったナ・リーグのワイルドカード争いは30日(日本時間10月1日)、アトランタでブレーブスとメッツのダブルヘッダーが行われ、第1試合に勝利したメッツが2年ぶりとなるポストシーズン(PS)進出が決定。後がなくなったブレーブスも第2試合に勝ち、7年連続PS進出を決めた。一方、先にレギュラーシーズンを終えていたダイヤモンドバックスは敗退が決まった。

 ダブルヘッダーは1勝1敗という結果となり、ブレーブス、メッツ、ダイヤモンドバックスの3チームが89勝73敗で並んだが、直接対決で上回っているブレーブス、メッツがそれぞれPS進出を決めた。

 ダイヤモンドバックスは10日前にはワイルドカード争いで2位に付けていたが、最後の7試合で2勝5敗と失速。昨季、ワールドシリーズに出場したチームがあと一歩のところで涙をのんだ。

 大リーグ公式サイト「MLB.com」によると、ダイヤモンドバックスナインは球場に姿を見せ、クラブハウスでブレーブスとメッツの試合を観戦する者もいれば、グラウンドで軽く運動して汗を流す者もいたという。選手の家族らはスタンドで試合を観戦した。

 また、2日(同3日)からのワイルドカードシリーズに進出した際、第1戦で先発予定だったゲーレンは第2試合の終盤、メッツがリードを許す展開でもキャッチボールを行い、入念に準備。練習を終え、ダグアウトの階段を下りている途中に第2試合の試合が終了。球場のビジョンからは試合を中継する音声が流れていたものの振り返って見ることはせず、真っ直ぐクラブハウスに戻った。

 第1試合に勝利し、PS進出を決めたメッツがダブルヘッダー第2試合で主力を温存したことについて、右腕ケリーは「メッツに非はない。同じ状況ならどのチームも同じことをするだろう。主力選手を起用しないこともわかっているし、ケガをしないようにすることもわかっている」とどのチームも同じ状況ならそうすると理解を示したという。

 ロブロ監督は敗退が決まった後、クラブハウスに選手を集め「私たちは成長し学ぶべきことがある。明日は太陽が昇ることを忘れず、私たちはこの困難を乗り越えていくつもりだ」とこの悔しさを来季以降にぶつけようと語った。

 昨季ワールドシリーズに出場し、世界一となったレンジャーズもレギュラーシーズン敗退がすでに決定している。米「FOXスポーツ」によると、前年のワールドシリーズに出場した両チームがPOに進出できなかったのは2007年以来、17年ぶりという。

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