歌手で俳優の星野源（43）が1日、都内でエッセー「いのちの車窓から 2」（KADOKAWA）の出版記念トークイベントを行った。
雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載していた2017～23年までのものをまとめた一冊。コロナ下での日々、進化する音楽制作、新しい出会いと未来についてなど、約7年半にわたる自身の「心の感触」をまっすぐにつづった。
2017年に刊行した1作目は累計45万部の大ヒット。今作も初版12万部を記録し「佐久間（宣行）さんとか普段からお世話になっている方々ら素晴らしい感想をもらって、それを皆さんに届けられるのはうれしい」と笑みがこぼれた。
歌手、俳優、文筆家とさまざまな顔を持っているが「ラジオでしゃべること、歌詞で書くこと、エッセーで書くこと。全ては一人の中から出たもので、職業の違いはないかな」と語る。全ては星野源という人間が作り上げてきた作品だと物語る。
イベントでは抽せんで集まったファン約30人に執筆時の思い出などを披露。約3メートルの前に「近すぎて困るでしょ？」と照れ笑い。最後は「文筆家の星野源が形作られた作品なので何度も読んでください」と呼びかけた。