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河内家菊水丸、盆踊りツアー最後は「見取り図盆踊り」 2人の誠意&3500人の熱狂でギャラいらん!?

スポニチアネックス 2024年10月2日 11時1分

 【菊水丸店主 珍宝堂】河内家菊水丸ダイナミック盆踊りツアー2024」の全日程が終了いたしました。思えば、6月22日の兵庫県姫路市のキャスパホールでの独演会を皮切りに、線状降水帯をうまくすり抜けて、9月21日の大阪市西区の靭公園センターコートで開催の「見取り図盆踊り2024」ヘのゲスト出演でツアーを打ち上げたのです。まぁ、ファイナルに相応しい強烈な櫓(やぐら)でした。

 プログラムは、さや香、天才ピアニスト、カベポスター、ニッポンの社長、ダブルアート、ジェラードン、ギャロップ、ダブルヒガシ、コットン、紅しょうが、ニューヨーク、セルライトスパ、ロングコートダディ、ツートライブ、そして見取り図の漫才がトリ。その後、踊りのレクチャーを挟んで、スペシャルゲストとして河内家菊水丸が登壇しての盆踊り大会ヘと移りました。ちなみに、湾岸戦争前のイラク公演ではスペシャルゲストは人質という意味でしたが…

 そもそも、見取り図の盛山晋太郎君は堺で育った少年時代、私の河内音頭でずっと踊ってくれていたそうで、マネジャーを通して「予算がないのですが」の言葉とともに熱烈なオファーを受けたのです。

 いざ、櫓に立つと3500人の大観衆。まずは河内音頭「見取り図物語」をご披露しましたが、歌っている間、前売り9800円のチケットが完売やから予算あるやろ!!という言葉が何度も歌詞の中に出てきそうになるのをグッとこらえての口演に、熱狂的な見取り図ファンは惜しみない拍手を送ってくれました。何より、盛山君がトランス状態で踊ってくれているのを見て、ホンマに河内音頭と盆踊りが好きであることがよくわかり、もうギャラはいらんと思いました。いゃいゃ、いるいる。

 終演後「有り難う御座いました。失礼があったかと思いますが」と着替えてる私の楽屋に飛んで来てくれたので、長じゅばん姿での記念撮影。見取り図のお二人にとっては、礼儀正しいとか楽屋裏の素顔を暴露されたくないかもしれませんが、このエピソードも珍宝ということでお許し下さいませ。 (河内家菊水丸)

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