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ロッテ・吉井監督続投へ 就任から2年連続CS導いた手腕評価 ポストシーズン終了後正式要請

スポニチアネックス 2024年10月2日 4時3分

 ◇パ・リーグ ロッテ5―1楽天(2024年10月1日 楽天モバイル)

 3位でCS進出を決めたロッテが、吉井理人監督(59)に来季続投を要請する方針であることが1日、分かった。高坂俊介球団社長は「まだシーズンが終わっていないのでコメントを差し控えていただきます。まだCSもありますしね」と語るにとどまったが、球団は就任から2年連続でCSに導いた手腕を高く評価し、ポストシーズン終了後にも正式に要請する。

 吉井監督は22年10月に井口資仁前監督の電撃辞任を受けて就任し、複数年契約を結んだ。昨年3月のWBCで世界一を奪回した侍ジャパンの投手コーチを兼務する船出ながら前年5位に低迷したチームを2位に躍進させた。

 春季キャンプでは1、2軍の枠を設けず、チームの一体感を高める一方で、全体練習より個別練習の時間を増やした。選手に求めたのは自ら考えて行動する「主体性」。個々のレベルアップを図ることでチーム全体の力を底上げした。相手投手との相性や選手の調子を見極めながら日替わり打線を組み、勝ちパターンの継投も固定しないなど柔軟な選手起用で、2年連続で熾烈(しれつ)なCS争いを制した。

 昨季はCSファイナルステージで優勝したオリックスに敗退。今季はCSを突破し、チームが史上初の3位から日本一に輝いた10年以来の「下克上」による日本一を目指す。

 ◇吉井 理人(よしい・まさと)1965年(昭40)4月20日生まれ、和歌山県出身の59歳。箕島で甲子園に2度出場し83年ドラフト2位で近鉄に入団。88年に抑えとして最優秀救援投手に輝き、95年にヤクルト移籍。98年からはメッツ、ロッキーズ、エクスポズでプレーし通算32勝。国内復帰後は03年からオリックス、07年途中にロッテでプレーし、現役引退。日米通算547試合で121勝129敗62セーブ、防御率4・14。引退後は日本ハム、ソフトバンク、ロッテでコーチを務め、昨季からロッテ監督。右投げ右打ち。

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