◇ワイルドカードシリーズ第1戦 ロイヤルズ1―0オリオールズ（2024年10月1日 ボルチモア）
大リーグは1日（日本時間2日）、プレーオフのワイルドカードシリーズ（WCS）が開幕。ワイルドカードでプレーオフに進出したチーム同士の対戦は、ロイヤルズが1―0でオリオールズに先勝した。
ロ軍打線は21年ナ・リーグのサイ・ヤング賞右腕で今季15勝9敗、防御率2・92の成績を残したオ軍の先発・バーンズを打ちあぐね、5回までわずか1安打に抑えられた。だが、0―0のまま迎えた6回、四球で出たガルシアが二盗を決め、次打者・マッシーの二ゴロで三塁へ。この2死三塁の好機で、今季メジャートップの211安打を放った2番・ウィットが左前適時打して、ついに均衡を破った。
投げてはラガンズ―ロング―バビク―エルセグが完封リレーで虎の子の1点を守り切った。特に今季11勝9敗、防御率3・14だった先発・ラガンズは粘りの投球で踏ん張った。0―0の5回には二塁打と単打で1死一、三塁のピンチを背負ったが、マキャン、ヘンダーソンを連続空振り三振に切って落とし、先制を許さなかった。
地区シリーズ進出に王手をかけたロイヤルズが、その勢いのままに連勝を狙う。