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町田がJリーグに要望書提出「相手備品に手をかけないよう注意喚起を」広島戦で町田タオルに“水掛け”騒動

スポニチアネックス 2024年10月2日 15時19分

 J1町田は2日、前節広島戦での“タオル水掛け騒動”を受け、Jリーグに対して要望書と伺い書を提出したことを明らかにした。ともに9月30日付。取材に応じた強化責任者の原靖フットボールダイレクター(FD)が明らかにした。

 ロングスローを重要な戦術として位置づける町田は、特に敵陣で投げ入れる際にぬれたボールが滑らないよう拭くため、あらかじめ袋に入れたタオルを左右両サイドの各3箇所程度に設置している。9月28日のアウェー広島戦では、広島側ベンチ近くに置かれたタオルを広島のベンチ入り選手らが別の場所に移動したり、飲料用の水を袋の中に意図的にかける行為が複数回確認された。

 原FDによると、今回提出したのは「相手チームが用意する備品に手をかけるような行為をしないよう、Jリーグから全クラブに注意喚起してほしい」という要望書、「所属選手の行為に対して広島にどういう見解なのか尋ねてほしい」という伺い書の2点だという。

 広島選手の行為や、町田側の運営スタッフが再設置に向かう姿などが中継に映ったことでSNSなどで大きな注目を集め、町田の黒田監督が苦言を呈したこともあって騒動になった。今回はタオルを濡らされたことで、ロングスローの飛距離が狙い通りに出ない場面が生じたという。原FDは「実害があったということで、これは言った方がいいと判断した。邪魔になるという指摘もあるが、レフェリーや相手のエリアは避けて設置している。別の試合でもタオルを隠されたことはあったが、試合後に謝罪してくれたクラブもある。ただ今回、水を入れるという行為は度が過ぎている」と提出に至った経緯を説明した。

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