◇セ・リーグ DeNA2―4巨人(2024年10月2日 東京D)
2点リードを許した9回1死。神宮球場で広島が敗れ、DeNAの3位が決まった。
その数分後に巨人戦に敗戦。就任4年目で3年連続のCS進出となった三浦監督に笑顔はなかった。「優勝できずホーム(でのCS)もなくなったが、まだ終わりじゃない。CSから勝ち上がっていけるように」と視線を12日からの阪神とのCSファーストSへ向けた。
7月後半から9連敗し、8月6日に敗れた時点で借金5、当時首位の広島に8.5ゲーム差をつけられていた。そこから巻き返し、9月を11勝9敗1分け。対照的に9月に大失速した広島を逆転した。
「これでCSへ全体がベストで入れるようにやっていく」。残り4試合では主力を休ませ、新たな戦力も試す。
CSファイナルS(東京ドーム)で待つ巨人には、これで8勝16敗1分け。「負けすぎです。もう1回、ここへ戻ってこられるようにやっていく」。指揮官の熱い言葉が、下克上への大号令となった。(秋村 誠人)
≪球団初の3年連続≫DeNAのCS進出は16、17、19、22、23年に次ぎ6度目で3年連続は初めて。
また、CSクリンチナンバーが導入された10年以降、敗れた日にCS進出が決まったのは、17年の西武、楽天以来6チーム目。セでは12年ヤクルト、14年広島に次ぎ3チーム目で球団初となった。
▼DeNA・牧(CS進出について)よかった。敵地でのCSは難しい部分もある。どれだけ自分たちの野球ができるかだと思う。