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渡部陽一氏 緊迫する中東情勢に「今回の攻撃態勢と見ていると、市民に対する犠牲をいとわない無差別的…」

スポニチアネックス 2024年10月3日 10時24分

 戦場カメラマンの渡部陽一氏(52)が3日、MCを務めるフジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。イランによるイスラエルへのミサイル攻撃などで緊迫する中東情勢についてコメントした。

 イスラエル軍は2日、地上侵攻するレバノン南部で親イラン民兵組織ヒズボラ戦闘員と交戦し、軍兵士8人が死亡したと発表した。今回の侵攻でイスラエル側に死者が出たのは初めて。軍は「限定的」と称して侵攻を開始したが、部隊を大幅に増強。ヒズボラ側も応戦し、戦闘が激化している。イスラエルはイランによるミサイル発射への反撃準備も進めているもよう。

 イランの弾道ミサイル攻撃を受け、イスラエルのネタニヤフ首相は2日、治安当局幹部らと対応を協議。同国メディアによると、イランの核施設や石油施設が標的になる可能性がある。標的は事前に米国と調整する。

 2006年のイスラエルのレバノン侵攻を現地取材した渡部氏は「06年7月にイスラエルがレバノン側に侵攻した時、攻撃の対象となった場所は首都ベイルートの南部、ヒズボラの拠点がまず1つ。もう1つがレバノンの南部のサイダであったりビントジュベイル。国境地帯が攻撃の対象地域だった。1番の特徴は、当時の攻撃はレバノンの国民であったりベイルートの市民を巻き添えにする戦い方は比較的抑えていた特徴はあります」と言い、「ただ今回の攻撃態勢を見ていると、もうベイルート市民であったり南部のレバノンの市民に対する犠牲をいとわない、ちょっと無差別的な攻撃手法を取っている。これが大きな違いであると感じます」と自身の見解を述べた。 

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