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岩田明子氏 緊迫する中東情勢に「原油の方にも影響が及ぶと日本経済への影響というのも非常に大きい」

スポニチアネックス 2024年10月3日 10時51分

 ジャーナリストで千葉大客員教授の岩田明子氏が3日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。イランによるイスラエルへのミサイル攻撃などで緊迫する中東情勢についてコメントした。

 イスラエル軍は2日、地上侵攻するレバノン南部で親イラン民兵組織ヒズボラ戦闘員と交戦し、軍兵士8人が死亡したと発表した。今回の侵攻でイスラエル側に死者が出たのは初めて。軍は「限定的」と称して侵攻を開始したが、部隊を大幅に増強。ヒズボラ側も応戦し、戦闘が激化している。イスラエルはイランによるミサイル発射への反撃準備も進めているもよう。

 イランの弾道ミサイル攻撃を受け、イスラエルのネタニヤフ首相は2日、治安当局幹部らと対応を協議。同国メディアによると、イランの核施設や石油施設が標的になる可能性がある。標的は事前に米国と調整する。

 岩田氏は「物凄く懸念しています、ほかの中東地域にいつ飛び火するんじゃないかということを本当に心配しています」と言い、「今回のレバノン侵攻も渡部(陽一)さんがおっしゃったように2006年とは違ってですね、今回は限定的な進行だと言ってますけれども、なし崩し的な地上作戦に展開、拡大してしまう恐れって十分あり得ると思うんですよね」と指摘。「米国は外交的解決をするという姿勢ではありますけど、イスラエル支持の旗を降ろしていませんし、抑止できていないわけでコントロールできていませんので、本当に危険な状況になってきていると思う。今は原油の供給についてもいったん静観という状況ではありますけれども、これ原油の方にも影響が及ぶと日本経済への影響というのも非常に大きい」と自身の見解を述べた。

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