阪神の岡田彰布監督(66)が今季限りで退任することが、3日、関係者への取材で分かった。今年が2年契約の最終年で、連覇の可能性が消滅した翌日の9月29日に、杉山オーナー、粟井球団社長と話し合いの場を設けていた。後任候補に、藤川球児球団本部付スペシャルアシスタント(SA)が挙がっている。
阪神を傘下に持つ阪急阪神HDの角和夫会長は、スポニチのこれまでの取材に対し、「2年間は岡田監督にやってもらうよう、お願いしていた。次の監督は阪神が決める番」と語り、任期満了に伴い、監督交代の可能性を示していた。
岡田監督は、監督復帰した昨年、18年ぶりリーグ制覇、38年ぶり日本一に導き、今季も終盤まで優勝を争って2位。04~08年の第一次政権を含め、阪神監督として歴代1位の551勝を、これまでに挙げている。
チームは3日のDeNA戦(横浜)でレギュラーシーズン最終戦を迎える。