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ダルビッシュ 打倒ド軍宣言「自分たちは勢いがある。倒せるように」第2戦で山本由伸と投げ合い有力

スポニチアネックス 2024年10月3日 13時16分

 ◇ワイルドカードシリーズ第2戦 パドレス5―4ブレーブス(2024年10月2日 サンディエゴ)

 連勝を狙うパドレスが第1戦で勝利した勢いそのままに逆転勝利を収め、2年ぶりの地区シリーズ進出を決めた。

 試合後、シャンパンファイト中に取材に応じたダルビッシュ有は「凄くうれしい」と笑顔。これまでメジャーで何度もシャンパンファイトを経験しているが「凄く楽しいです。いつもは端っこにいるけど、今日は交わっています」と充実の表情を浮かべた。今カードはブルペン待機していた右腕。「いつ行くかわからないので気持ちは入れていましたし、ブルペンの人たちの準備を見ながら試合を見ていました」と振り返った。

 ダルビッシュはドジャースとの地区シリーズは第2戦先発が予想される。ドジャースは山本由伸の先発が決まっている。次戦に向けては「自分だけじゃなく、サンディエゴとしてLAに勝つのは凄く大きなことなので。自分たちは勢いがありますし、倒せるように頑張りたいと思います」と打倒ドジャースを誓った。

 試合はパドレスが1点を追う2回2死走者なしから9番ヒガシオカが第1戦に続く2戦連発となる同点ソロを放った。さらにアラエス、タティス、プロファーが単打でつないで満塁とすると、マチャドが左翼線へ2点適時二塁打。さらに二、三塁からメリルが中越えへ2点適時打を放ち、2死走者なしからの6連打で一挙5点を奪った。

 しかし、5―1の4回2死走者なしの場面で捕手ヒガシオカがマスグローブの異変を感じてマウンドに駆け寄り、マスグローブが緊急降板。現地放送局によると、マスグローブの球速の低下がみられたという。このまま勝ち上がるとドジャースと地区シリーズで対戦。マスグローブは先発陣を支える存在だけに離脱となれば大きな痛手となる。その後、球団は「右肘の張り」で降板したと発表した。

 マスグローブの後を受けた2番手ホーイングが4番オルソンを遊飛に抑えて無失点投球。しかし、5回先頭のソレアにソロを許し、8回には5番手右腕アダムがハリスに2ランを被弾して1点差に迫られた。それでも1点差の9回は元阪神スアレスが第1戦に続いて連投。ブレーブスの反撃をしのぎ、ドジャースと戦う地区シリーズ進出を決めた。連勝で突破が決まると、ペトコパーク史上最多4万7705人の観衆は「Beat LA(LAを倒せ)」の大合唱。ブルペンで待機していたダルビッシュは松井裕樹らブルペン陣らとハイタッチで祝福した。その後、マウンド付近で喜ぶナインの元にバッグを肩にかけながら駆け寄って抱き合って喜んだ。

 試合後、マイク・シルト監督は、ドジャースとの地区シリーズでの先発ローテーションについて言及。第1戦は今季チーム最多14勝を挙げているシースが先発すると明言した上で、第2戦以降の先発については「重要なことだ。この時期は投手次第だ。(この日右肘の張りで降板した)ジョー(マスグローブ)の復帰を望むのは明らかだ。我々はそれを待つ。しかし、我々の投手層は厚い。シースは準備ができているし、ダルビッシュもいる。マーティン(ペレス)は我々にとっていいものでしかない。キングもまた準備ができている。ブルペンは層の厚さがある」と説明した。

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