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今季限りで現役引退のヤクルト・山崎晃大朗 9回2死からの最後の打席は左前打 選手らは“手作り”練習着

スポニチアネックス 2024年10月3日 18時50分

 ◇セ・リーグ ヤクルト2ー5広島(2024年10月3日 神宮)

 今季限りで現役を引退するヤクルトの山崎晃大朗外野手(31)が3日、引退試合の広島戦(神宮)で「8番・中堅」で先発フル出場した。試合後には山田哲人内野手(32)から花束を渡され、ベンチ前で選手、首脳陣ら全員と笑顔で握手を交わした。

 1-5の9回。先頭の山田が14号ソロを放ち、2死で最後の打席が回ってきた。大歓声に迎えられ、左前打とし、マルチ安打とした。記念球は広島の左翼・田村からベンチに戻された。

 3回の第1打席は、右前打を放った。一二塁間をしぶとく抜く打球に、観客からは拍手が沸き起こった。

 1-1の4回2死一、二塁のチャンスで迎えた第2打席は、空振り三振に終わった。7回は空振り三振に倒れた。

 5回の守備からは右翼に入った。9回にはファウルゾーンへの打球にスライディングするも、捕球できず。球場からは残念がる声が上がった。

 試合前練習では、選手らが“手作り”の背番号31の練習着を着用。山崎の練習着にも胸の部分にガムテープが貼られ、「Thank you KOTARO Forever 31」と手書きのメッセージが書き込まれた。

 最後の“声出し”も担当。「僕が最後ということで、皆さんの集大成を見せてもらいたいと思います」とチームメートにリクエスト。「僕も9年間の集大成を見せられるように、一生懸命自分を信じて真っすぐ1本でフルスイングしていきたいと思いますんで、打席に入ってるときはの際はご声援のほど、お願いします」と抱負を述べると、円陣から笑いが起こった。

 山崎は青森山田から日大を経て15年ドラフト5位で入団。スピードを生かしたプレーで21、22年のリーグ連覇に貢献した。

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