◇Bリーグ 開幕節 群馬82ー53広島（2024年10月3日 オープンハウスアリーナ太田）
バスケットボールBリーグが3日に開幕した。開幕カードでは群馬が昨季王者広島を下して白星発進を決めた。
第1Qから群馬は、昨季王者を相手にリードする展開に持ち込んだ。ケーレブ・ターズースキー（31）と途中出場で昨季スティール王のコー・フリッピン（28）がチームトップタイの8得点をマークし、前半は36―26と10点リードで折り返した。
第3Qには終了間際に9―0のランで一気に18点差に突き放した。この勢いは最終クオーターも止まらなかった。残り8分27秒でNBAレイカーズの八村塁の弟・八村阿蓮（24）が3Pシュートを決めて8―0のランでさらにリードを広げた。最後は辻直人（35）が残り32秒で3Pシュート決めて、相手の反則を誘って4点プレーを成立させてファンを大熱狂させた。
コートに立った4選手が2桁得点をマークするなど、昨季王者を開幕戦から下した。
注目されていた昨年のW杯王者で今年のパリ五輪にも出場していたドイツ代表のヨハネス・ティーマン（30）は途中出場で9得点の活躍を見せた。
その他の開幕節は、明日4日に長崎が本拠地「ハピネスアリーナ」のこけら落としとなる開幕戦でSR渋谷を迎え撃つ。長崎は日本代表でも活躍して海外移籍も視野にしていた馬場雄大が残留。そして“リアル桜木花道”としても話題となった川真田紘也が新加入した。対してSR渋谷にはパリ五輪でも日本を支えたジョシュ・ホーキンソンが所属しているため、日本代表同士のマッチアップも期待される。
5日にはNBAで日本人最長の6季プレーして今季から千葉Jに所属した渡辺雄太が、本拠地でBリーグデビュー予定となっている。日本代表ではチームメート同士信頼関係もある比江島慎が所属する宇都宮と対戦する。元NBA選手のBリーグでの初プレーに大きな注目が集まる。