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ア軍GM 今オフFAの菊池雄星との契約について言及 GMは明言避けるも地元紙「可能性はかなり低い」

スポニチアネックス 2024年10月4日 13時59分

 ◇ワイルドカードシリーズ第2戦 アストロズ2―5タイガース(2024年10月2日 ヒューストン)

 ワイルドカードシリーズでタイガースに敗れ、今季終了したアストロズのダナ・ブラウンGMが3日(日本時間4日)、今季の総括会見を実施。今夏にトレード移籍で加入し、FAとなる菊池雄星投手(33)との再契約について言及した。

 ブラウンGMは菊池のアストロズでの活躍について「雄星は本当に良い成績を残した。前にも言ったように、我々はこのチームを改善するためにいかなる選択肢も排除するつもりはない。彼がここで投げたとき、我々にとってどれほど特別な存在で、どれほど受け入れやすいかは分かっていたが、選手の多くが戻ってくるという事実を考えると、我々のローテーションはかなり充実するだろう」とコメントした。地元紙ヒューストン・クロニクルによると、2022年に13勝を挙げた右腕ウルキーディ、2022、2023年に2年連続2桁勝利を挙げた右腕ハビエルが来季復帰する見通し。ブラウンGMは菊池との再契約の可能性を残しつつも、故障者が復帰すれば菊池と再契約する可能性が低いことも示唆した。

 また、三塁手のブレグマンが今オフFA市場の目玉で、チームが再契約に動くなら菊池に対する再契約資金は限られることになる。同紙は菊池の市場価値が4~5年総額1億ドル(約146億円)とした上で「ブラウンは菊池のために大金を費やすという考えには慎重な姿勢を示した。菊池が2025年シーズン前にどのチームと契約するかによって、そのチームにとって貴重な存在になるだろう。驚きの再契約があれば、アストロズの予測勝利数は飛躍することだろう。しかし、ヒューストンの課した支出制限と現在の選手層の厚さを考慮すると、菊池の復帰の可能性はかなり低いように思う」と伝えた。

 一方で同紙は菊池がファンに愛されていたとも報道。「もし菊池が去れば、ヒューストンのファンは失望するだろう。もしブレグマンが去るなら、怒りが続くだろう。三塁手(ブレグマン)の将来についてはまだ早い段階だが、クラブのGMはファンを不安にさせるような発言で締めくくった」とも伝えた。

 タイガースに敗れた前日の試合後、取材に応じた菊池は「今日ここで終わると思っていなかった。負けることは考えられない。アストロズがなぜ強いのかが分かりました。素晴らしい選手、スタッフがいてそれに頼るんじゃなく、監督、コーチ、スタッフみんながハードワークしてプロフェッショナルを感じた。チャンスがあれば優先的に戻ってきたいと思います」と残留を熱望していた。

 菊池はメジャー6年目の今季、32試合に登板して9勝10敗、防御率4・05だったが、アストロズ加入後の10試合では5勝1敗で、60回を投げて防御率2・70と抜群の成績をマークしていた。

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